ドアの鍵の仕組みについて

家のイメージを左右してしまうのが、ドアです。
そのため、やはり選ぶ時には慎重になってしまうアイテムです。
その断熱性や気密性、デザイン性などの面も、しっかり考えておきたいですよね。
それに、もっとも重要と思われるのはセキュリティ機能でしょう。
ドアの鍵がどんな仕組みになっているかは、必ず重要な点になってくるはずです。
鍵といえば、鍵穴に差し込んで錠を開いたり閉めたりできるものをいいます。
また錠は、扉や引き出しに取り付けるもので、鍵を使って開いたり閉めたりできる金具のことを指します。
そして普通の住宅のドアでは、シリンダー鍵というものがよく使われています。
シリンダーとは円筒の形状のもので、シリンダー錠を使って開閉するようになっています。020257
このシリンダー錠は、外筒と内筒からなる構造になっています。
このシリンダー錠にもいくつかのタイプがあります。
もっとも多く使われているのがピンシリンダーです。
ピンシリンダーは、障害片がピン状になっているもので、このピンの数が多い錠ほど防犯力が高いともいわれます。
主にドアに使われるシリンダー鍵には、2種類あります。
それはディンプル鍵、そしてウェーブ鍵と呼ばれるものです。
ディンプル鍵は、種類が非常に多いため、なかなか複製を作れません。
またウェーブ鍵は、その特徴としてホコリなどが入りにくい構造になっています。
それにサムターンといわれるものもあります。
これは、室内側にあるツマミのことで、回すことで簡単に施解錠できます。
人差し指を使って回転させることから、サムターンという名称がついています。
不審者がサムターンを回して解錠しないように、近頃は簡単に取り外せるタイプのサムターンも出来ています。
つまり外出時や就寝時にはサムターンを外しておけば、不審者が操作できない仕組みになっています。
サムターンを外している時に施解錠の状態は、色を使って表示されたり、様々な工夫が凝らされています。